京都【節分祭の四方参り】の回る順番!混む時間帯や神社の催しについても
京都には御所の四方の鬼門を護る四つの神社【吉田神社、八坂神社、壬生寺、北野天満宮】があります。
節分祭の時に、この四社にお参りすることを「四方参り(よもまいり)」と言います。
この四方参りをする時は節分祭の2月2~3日に行います。
回る順番は決まっていますが、好きなように回ってる方もおられますね。
今回は四つの神社の回る順番やどれ位時間がかかるのか、また混んでる時間帯や各神社の催しなどを紹介しますね。
目次
節分祭の四方参りの回る順番
四方参りの周る順番はちゃんとあるんですよ。
それには意味や理由があるんですね。
どんな意味や理由かというと、きょうとの都にどこから邪気が来るのかなんです。
邪気ってなんか悪そうなヤツですね(笑)簡単に言うと鬼ですね。
この悪そうな鬼は、京都の鬼門の方角にある深泥ヶ池からやって来て、京都の北東にある吉田神社に出ます。
この鬼を追って京都の都を鬼門の北東から南東、裏鬼門の南西、北西とグルっと一回りして鬼を閉じ込めるそうです。
そこで四つの神社が登場します!
京都の四方の鬼門を護る四つの神社
それでは京都の四方の鬼門を護る四つの神社はどこの神社かと説明しますね。
まず北東の表鬼門にあたる「吉田神社」です。
次に南東の「八坂神社」、南西の裏鬼門「壬生寺」ですね。
そして最後に北西の「北野天満宮」になりますよ。
また南東の「八坂神社」の代わりに「伏見稲荷大社」のパターンもあります。
でも今回は京都の市内の四方をめぐるので「八坂神社」の方にスポットを当てますね。
なので四方参りは、先程説明した順番に回るんです。
「吉田神社」から「八坂神社」、「壬生寺」、最後に「北野天満宮」と巡る順番になる訳ですね。
節分祭の四方参りにかかる時間
四つの神社を四方参りするにはどれ位の時間がかかるのかと言いますと回り方次第で変わります。
急いでお参りだけするのなら3時間あれば回れます。
でもこれは、それぞれの神社を楽しんで回るのではなく、「パンパンッと柏手を叩いてハイ次!」という風な感じですね(笑)
やはり折角ですからゆっくりと節分祭を堪能して四方参りをしたいですよね。
そこはさすがに京都ですね、ちゃんとツアーがあります。
節分祭の四方参りの観光バス・タクシーの料金・所要時間
京都定期観光バスで2/2,2/3限定でツアーを組んでおられますね。
料金は大人8100円(税込)でお昼ご飯もついています。
所要時間 は7.5時間をみられていますね。
タクシーの場合は、6時間貸切りで約20000円前後ですから4人で回られると一人約5000円くらいですね。
タクシーの場合は小回りがきくので時間も少し短縮出来るのではないかと思いますよ。
観光バス・タクシーは、ご高齢の方やグループで回られる方にはお勧めですね。
節分祭の四方参り市バスの料金・所要時間
市バスで京都市内を回る時はバス1日券を利用するとお得に回れますね。
料金は600円とかなりお得感がありますよ。
ゆっくりと1日かけて四つの神社を回るのもいいですね。
各神社をゆっくりとお参りして移動時間、お昼ご飯や休憩も含めて所要時間 は8~9時間もあれば余裕で回れますよ。
京都の中心の市内ですから移動時間もそれ程かからないですね。
節分祭の四方参りの混雑時間
節分祭の四つの神社は、観光客と地元の人々でかなりの混雑になりますね。
それぞれの神社で豆まきなどのイベントがありますからその時間帯は人でいっぱいになりますよ。
各神社のイベントの時間割を見ておくのも四方参りをしやすくすると思います。
吉田神社
吉田神社の節分は,京都の節分で一番有名なんです。
また2・3日の両日には約800店の露店が立ち並ぶそうです。
ですから人も多く朝から晩まで混雑していますよ。
吉田神社では、2月2日に追儺(ついな)式があります。
この追儺式は有名で平安時代の初期より行われてきた節分祭のメインイベントなんですよ。
四つ目のお面を付けた方相氏(ほうそうし)が赤や青・緑色の鬼たちを追い払う、追儺式は午後6時から行われるんですね。
人出もその日がピークになりますよ。
2月2日 | 午前8時~ 節分前日祭・疫神祭 | 午後6時~ 追儺式(鬼やらい神事) |
2月3日 | 午前8時~ 節分当日祭 | 午後11時~ 火炉祭 |
2月4日 | 午前9時30分~ 節分後日祭 |
【アクセス】
- 電車
京阪電車 京阪本線「出町柳駅」より 徒歩 約20分
・「出町柳駅」2番出口より川端通を南行
・<川端東一条>を左折(東行)し、直進
- バス
京都市バス「京大正門前」停留所より 徒歩 約5分
・<東山東一条>を東行(正面奥に鳥居が見える方向)、直進
◎JR線「京都駅」から
『京都駅前』 市バス206号系統(東山通 北大路バスターミナル行き) 約31分(17停留所目)
◎阪急電車「河原町駅」から
『四条河原町』市バス201号系統(祇園 百万遍行き) 約16分(9停留所目)
◎京阪電車「出町柳駅」から
『出町柳駅前』市バス201号系統(祇園 みぶ行き) 約4分(2停留所目)
◎市営 地下鉄「今出川駅」から
『烏丸今出川』市バス201号系統(百万遍 祇園行き) 約9分(5停留所目)
節分祭中は吉田神社境内に駐車場はないので、節分まいりには公共の交通機関をご利用下さい。
八坂神社
八坂神社の節分祭はとても華やかなんですよ。
雅な京都らしさを感じるには八坂神社の節分祭ですね。
なぜ華やかというと八坂神社は祇園のお隣さんなんです。
ですから祇園を代表する四花街の芸妓さん・舞妓さんが節分祭に登場するんですね。
2月2日、3日は両日ともに八坂神社で芸妓さん・舞妓さんが奉納舞を披露して、舞殿から豆まきが行われます。
やはり芸妓さん・舞妓さんが舞殿から豆まきが行われる時間帯が混雑しますね。
2月 2日(節分祭前日)午後1時、2時、3時、4時から 奉納舞・豆撒き
3日(節分祭当日)午前11時、午後1時、2時、3時、4時から 奉納舞・豆撒き
【アクセス】
- 京阪祇園四条駅より徒歩で約5分
- 阪急河原町駅より徒歩で約8分
- JR京都駅より市バス206号系統:祇園下車すぐ
壬生寺(みぶでら)
壬生寺といったら京都好き、歴史好きの方には新選組で有名ですよね。
節分祭の壬生寺では「壬生狂言」と「ほうらく割り」が行われます。
壬生狂言は「節分」という演目で約40分ほどのステージが2・3日の各両日、13時から1時間ごとに1日8回上演されます。
しかもこの壬生狂言は無料で鑑賞できますよ。
壬生狂言のステージがある時は観光客などで混雑していますよ。
ほうらく割りは、素焼きのお皿(ほうらく)に家族の性別や年齢などを書き、壬生狂言の時にこれを割り厄を払う儀式なんです。
その家族の性別や年齢などを書いた皿(ほうらく)は、節分の期間には約1000枚の皿(ほうらく)が奉納をされるそうですよ。
そして4月21日から29日に大念仏堂で行われる壬生狂言『炮烙割』の中で一気に割られるんですね。
割られる事によって、その願いが成就すると言われています。
2月 2日 山伏大護摩祈・稚児行列、壬生狂言
3日 壬生狂言
4日 ぜんざいの無料配付があります
【アクセス】
- 京都駅バスターミナルから
市営バス:26・28号系統・壬生寺道で下車、徒歩約5分
京都バス:71・ 72・ 73・75系統・壬生寺道で下車、徒歩約5分
- 四条河原町から
市バス3・ 11号系統・壬生寺道で下車、徒歩約5分
- 京阪三条から
市バス11号系統・壬生寺道で下車、徒歩約5分
北野天満宮
北野天満宮の2月3日の節分祭には、追儺狂言や上七軒の芸妓さん・舞妓さんによる日本舞踊奉納、そして豆まき、全てが行われます。
盛りだくさんでしょう(笑)
北野天満宮では、祇園ではなく上七軒の上七軒の芸妓さん・舞妓さんです。
こちらの上七軒の芸妓さん・舞妓さんも華やかですよ。
北野天満宮では鬼を追わずに末社の福部社の中に鬼を閉じ込めてしまうので「鬼はそと」とは言わないんですよ。
面白いですね。
芸妓さん・舞妓さんが豆まきする時間帯は、豆を取ろうとする方達で混雑していますよ。
周りを見ていないで豆を取ろうとする方も居られますから、どうぞ気をつけてくださいね。
2月 3日 10:00 節分祭
13:00 北野追儺狂言 日本舞踊 豆まき
14:00頃 終了
【アクセス】
- JR京都駅より市バス50・101系統
- JR・地下鉄二条駅より市バス55系統
- JR円町駅より203系統
- 地下鉄今出川駅より市バス51・102・203系統
- 京阪出町柳駅より市バス102・203系統
- 京阪三条駅より市バス10系統
- 阪急大宮駅より市バス55系統
- 阪急西院駅より市バス203系統
- 京福電車白梅町駅より徒歩5分
いずれも北野天満宮前下車すぐ
まとめ
四方参りの周る順番はあります。
周る順番には意味や理由があります。
四方参りは、「吉田神社」から「八坂神社」、「壬生寺」、最後に「北野天満宮」と巡る順番になります。
観光バス・タクシーで回ることもできます。
市バスで京都市内を回る時はバス1日券を利用するとお得に回れます。
吉田神社の節分は,京都の節分で一番有名なので朝から晩まで混雑しています。
吉田神社の午後6時から行われる追儺式が人出もピークになります。
八坂神社の節分祭はとても華やかです。
壬生寺は「壬生狂言」と「ほうらく割り」が行われます。
壬生狂言は「節分」という演目で約40分ほどのステージが2・3日の各両日、13時から1時間ごとに1日8回上演されます。
北野天満宮の2月3日の節分祭には、追儺狂言や上七軒の芸妓さん・舞妓さんによる日本舞踊奉納、そして豆まき、全てが行われます。
京都には季節ごとに昔からの行事があります。
ぜひ季節と昔からの続いている歴史を感じてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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