2020祇園祭コロナで中止!宵山や山鉾巡行、ちまきと屋台についても
![](https://gajin46.com/wp-content/uploads/2020/06/f83fd6811cd139385520b2134047469f.jpg)
京都の夏は祇園祭が欠かせないんですが、2020年は今までの夏と全然違うんです。
京都府民にとっても、かなりショックな出来事なんですね。
それは今年の祇園祭がコロナで中止になるんですよ。
祇園祭と言えば疫病退散のお祭りなんです。
そのお祭が疫病で中止になるので、残念で何とも言えない複雑な思いがします。
でも疫病退散の為に、祇園祭の神事は縮小して行われるそうです。
今回はコロナで祇園祭の何が中止になるのか、また宵山や山鉾巡行またちまきと屋台についても解説しますね。
目次
2020祇園祭、新型コロナウイルスで中止
祇園祭は、なんの為のお祭りかと簡単に言うと疫病退散を祈ったお祭りなんです。
平安時代の京都は平安京です。
その頃は現代医学もなにもない時なので、毎年のように疫病が流行ったんです。
また人々は疫病の流行を怨霊の仕業だと思ったんですね。
その怨霊を鎮めるために 御霊会(ごりょうえ)をしました。
これが祇園祭のはじまりと伝えられているんですね。
しかし今年は疫病が流行りました。
皆さんも知っている新型コロナウイルスですね。
しかもまだ流行っています。
しばいたるねん!と思いますよね(笑)
この疫病は厄介なヤツで感染力が強いんですね。
だからトンデモナイ人数が見に来る祇園祭は危険になるんです。
先日に八坂神社の森壽雄宮司は、祇園祭の中止を「苦渋の決断だった。」と言われたんですね。
辛かったでしょうね。
でも祇園祭は八坂神社の祭礼なので、神事は八坂神社を中心に行われます。
先程も言いましたが神事は縮小して行われるそうですから、祇園祭の全てが中止ではないんですよ。
2020祇園祭の宵山
祇園祭の山鉾に関係することは、各山鉾町が中心になって行われます。
どんな事かと言うと鉾建てや山建て、そして巡行などの行事なんです。
しかし新型コロナウイルスが流行った今年は、鉾建てや山建てそして巡行などの行事は中止だそうです。
鉾は巡行しないけど鉾建てはあるのかなと思っていたのですが中止なんですよ。
そして鉾や山を建てた後に宵山があります。
山鉾建てされた山や鉾は、宵山の間に入れたり上がれたり出来るものがあるんですね。
【長刀鉾・函谷鉾・菊水鉾・月鉾放下鉾・鶏鉾・船鉾・岩戸山・南観音山】の9基が入れたり上がれたり出来るんです。
やはりこの行事も人気があって人がいっぱいになります。
まして祇園祭の宵山は7月14~16日の3日間あって、何十万人と京都の街に来られるんですよ。
だから新型コロナウイルスの感染防止対策として中止になりました。
2020山鉾巡行
祇園祭の一番のピークはやはり7月17日の山鉾巡行です。
この時ばかりは京都の人口は跳ね上がるんですよ(笑)
京都府民はテレビでも中継を見たりして祇園祭を楽しむんですね。
でもこの山鉾巡行も今年は、新型コロナウイルスの感染防止対策のため中止になりました。
この山鉾巡行の中止は、約60年くらい前の1962年に阪急電鉄の工事の影響で中止なって以来なんですよ。
それだけ京都府民は祇園祭を大事にしているので、中止はショックですね。
2020祇園祭の宵山のちまきと屋台はどうなるのか?
祇園祭の宵山は四条通や烏丸通など大きな道路が歩行者天国になって屋台がたくさんあるんですよ。
屋台の種類も何でもあるくらいです。
また色々な食べ物屋さんのお店も祇園祭バージョンになって華やかになります。
その分値段が高いですが(笑)
では今年は、各山鉾が売っているちまきや屋台はどうなるのでしょうか。
2020宵山のちまき
祇園祭の「ちまき」は、おもちが入っていません。
残念ながら食べられない「ちまき」なんです。
なぜ食べられない「ちまき」かというとお守りなんですよ。
このちまきはクマザサで包んだワラをい草で、らせん状に縛って10本ずつ束ねて神社や各山鉾町の護符を付けて販売しています。
京都の家庭では疫病神が分かるように、ちまきを玄関の分かりやすい所に吊るして「厄除け・災難除け」のお守りにしていますよ。
だから祇園祭には、ちまきが欠かせないですね。
でも祇園祭の時にちまきを販売するのですが、今年は新型コロナウイルス対策で変更しています。
今年は山鉾巡行や宵山行事など祇園祭関連行事の多くが中止されるので、一般のちまきの授与をやめる山鉾町も複数あるそうです。
しかし、ちまきの授与方法が現段階では未定のところもあります。
祇園祭山鉾連合会では「今年は例年のような形での授与は難しい。密集を避けるちまき授与の方策を考えたい」と言っていますからね。
なので今年は「厄よけちまき」をインターネット経由で授与する動きがあるみたいです。
京都府民は毎年祇園祭のちまきを買い替える方が多いので、ちまきの授与方法を模索されています。
私が聞いた話では、インターネットで資金を募るクラウドファンディング(CF)も活用して返礼品としてちまきを贈るそうですよ。
2020宵山の屋台
新型コロナウイルスの感染防止のため、今年は山鉾巡行や宵山期間の夜間行事が中止になりました。
この宵山期間の夜間行事に沢山の屋台がたくさんあるんですよ。
なので今年は夜間の屋台を楽しむことが出来ない訳なんですね。
6月の後半に私が八坂神社などに問い合わせた段階では、今年の祇園祭は祭として参加できることは、残念ながら中止が多いですね。
しかし八坂神社では祇園祭の神事は全ては中止ではないんですよ。
1000年以上も続いている祇園祭の神事は、新型コロナウイルスの疫病退散を祈って行われていますからね。
まとめ
今年の祇園祭は新型コロナウイルスの感染防止のために中止になっていることが多いです。
しかし八坂神社では新型コロナウイルスの疫病退散を祈って神事が行われています。
今年は全国各地のお祭りが中止になっていることが多いですね。
でもずっと中止ではないので、再開された時に参加することを楽しみにしておこうと思っています。
また私は普段何気ないことが、どれだけありがたいのか今回の祇園祭で分かった気がします(笑)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
京都好きの人にシェアしてこの情報を届けませんか?
記事が参考になったという方は
FBなどで「いいね!」もお願いします^^!