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ヒョウモントカゲモドキ脱皮不全の原因と対策について解説!

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今、女性やペット初心者に大人気のヒョウモントカゲモドキ

爬虫類のペットの中でも飼いやすさトップクラスのヒョウモントカゲモドキゆっくりした動きとカラーバリエーションで人気があります。

でも初心者だと飼育が難しいのではないかと心配になりますよね。

しかもヒョウモントカゲモドキは脱皮をするので最初はビックリすると思います。

今回は、ヒョウモントカゲモドキの生態や脱皮不全の原因と対策の飼育方法を紹介していきますね。

ヒョウモントカゲモドキの脱皮

ヒョウモントカゲモドキは、よく脱皮をします。

上の写真は私が飼っているヒョウモントカゲモドキの脱皮の写真です。

ここが脱皮させる経験初心者の方が「どうしよう!脱皮ってどうしたらいいの?」になるネックの所ですね。

でも大丈夫です!脱皮をうまくさせるコツがありますよ。

毎日ヒョウモントカゲモドキを観察しているとあまりエサを食べなくなり体が白っぽくなる時期があります。

ここがポイントでヒョウモントカゲモキは脱皮が近くなると体の色が少し白っぽくなりますから、その時は温度と湿度を高めにして脱皮をしやすくなるようにしてください。

温度と湿度が低いと脱皮不全をおこして指先が壊死したりしますから気を付けてくださいね。

温度と湿度はどれ位がいいの?と聞かれますが、温度は30度くらいで湿度は脱皮する時だけケージ内側に水滴が付く位に湿度を上げて下さいね。

脱皮不全を防ぐコツ

ヒョウモントカゲモドキが体ごと入れるような水を入れた容器をケージの中に設置して、流木や岩もケージの中に入れてください。

これはヒョウモントカゲモドキが体をこすって皮を剥がしやすいようにするためです。

今回の写真はヒョウモントカゲモドキが分かりやすいように流木や岩をどけてあります。

私が脱皮不全をしない様にしている事は、体ごと入れるような水を入れた容器の下に来るようにケージの下にパネルヒーターをひきます。

水を入れた容器の水が暖かくなる様にするんですよ。

そうするとケージの中の湿度がグーンと上がり蒸し暑くなります。

この環境こそがヒョウモントカゲモキの脱皮不全を防ぐんですよ。

逆に湿度が低いと脱皮不全の原因になりますよ。

 

湿度をかなり上げても脱皮が下手な個体がいますからその時は、飼い主さんがヒョウモントカゲモドキをぬるま湯につけながら綿棒で残っている皮を優しくゆっくり剥がしてあげてくださいね。そんなに難しい事ではないですよ。

慣れれば簡単ですね(笑)

それでも私が飼っていた個体で脱皮が下手な子がいました。

シャツを脱がす感じで皮をお腹の方から引っ張って皮をぬがした時、ちょうど両手がバンザイのかっこになるので、なんとも言えない可愛さがありましたよ。

体のパーツごとの脱皮不全対策

  • 指の脱皮不全

脱皮不全で一番多いのが指でしょうね

ヒョウモントカゲモドキの指も可愛いゆびが5本ありますよ。

でもこの指の脱皮不全が厄介なんですね。

指の脱皮不全で指飛びと言う、指が壊死して指先がとれてしまう症状があるんですよね。

原因は、脱皮不全で残った皮が指を絞め付けてうっ血して指が壊死すると言われています。

この指飛びの対策は脱皮不全で指先に残った皮をぬるま湯で温めながら、濡れた綿棒でふやけた皮を優しくこすって取り除いてあげるんですよ。

この時皮を一気に取ろうとしてはダメですよ。優しくゆっくりと取ってあげてくださいね。

  • 尾の先の脱皮不全

尾の先も脱皮不全で壊死すことがありますね。

脱皮不全で尾の先だけ黒くなってしまったという話を聞くことがあります。

尾の先の壊死は、脱皮不全で残った皮が乾いて締め付けてうっ血してしまうとか、ぶつけてできた傷や自傷でできた傷からばい菌が入ったなどの理由があるそうです。

壊死してしまったものはしかたないですが、脱皮不全で皮が付いている場合は、ぬるま湯を入れたプラスチックケースにヒョウモントカゲモドキ入れて温浴させます。しばらくして皮がふやけた時、綿棒で優しく皮を捕るといいと思いますよ。

  • 目の脱皮不全

目の脱皮不全は私が経験した中で一番厄介なパターンでしたね(汗)

脱皮が終わってるだろうなあと思って見てみると目が明いてないんですよ。

焦りましたね。「おい!大丈夫か!」声を掛けた程です。

目の場合も温浴で皮をふやかせて、優しくゆっくりと皮を取ってあげるのですが脱皮促進剤のスプレーなども使ってみるのも1つの方法ですよ。

それでも目が開かないと目の中に膿が溜まって眼球が駄目になる事があります。

脱皮が下手な方のうちの子は目が腫れたりしてダンダンと弱ってしまった辛い経験がありますね。

あまり目が開かない場合は私の経験上、爬虫類を診れる病院で診てもらうことをお勧めします。

ヒョウモントカゲモドキの生態

ヒョウモントカゲモキの脱皮不全を起こさない様に色々とヒョウモントカゲモドキの事を知っておく方が絶対にいいですよ!

生態を知っていると何か問題があった時に対処しやすいですからね。

 

ヒョウモントカゲモドキは、全身に豹の様な模様がありヤモリ科に分類されています。

しかしイモリ科なのに瞬きをしたり爪があるなどトカゲの様な特徴があるのでヒョウモントカゲモドキと名付けられたと言われています。

現在は、完全な地上生活で指の先に垂直な壁に貼り付ける指下板が無いことからトカゲモドキ科に分類されてますよ。

私は、このモドキって言う「まがい物」みたいなネーミングが面白くて好きですね。

ヒョウモントカゲモドキは、乾燥地帯のパキスタン・アフガニスタン南東部・インド西部・イラン・イラクの国に生息しています。

この国々は昼間と夜の温度差が大きく厳しい環境の国です。

そんな厳しい環境の中で生息しているのでヒョウモントカゲモドキの体は丈夫にできていますよ。

夜行性の爬虫類で昼間は岩陰や暗い穴に潜んで夜に餌を求めて活動します。

今現在ペットショップや爬虫類の専門店に流通している個体は、ほとんどが「CB」飼育下繁殖個体です。

ヒョウモントカゲモキの特徴

  • ヒョウモントカゲモドキの大きさと寿命

平均的に全長18~25cm・体重55~80g位でオスのほうがメスより少し大きいですね。寿命は一般的に約10年前後ですが稀に30年近く生きた個体もいます。

  • ヒョウモントカゲモドキは噛むことがある

何年も飼っていますが、攻撃的に噛んで来ることは一度も無いですね。

基本的に大人しいです。エサを手であげている時、間違えて指をカプッと噛みましたが全然痛くないんです。

一緒に飼っているインコに噛まれたりしたら流血するくらい痛いのですが、ヒョウモントカゲモドキの噛む力は挟む力が無くなった洗濯バサミ位ですよ。

  • ヒョウモントカゲモドキは鳴くの?

グッとかの音を聞いたことがありますが鳴いているわけではないと思いますね。

カエルみたいに鳴いてくれたら面白いですが、ケージからは殆ど音がしなくて大変静かですよ。

ケージの中を歩いている時も、ゆっくり歩くので歩いている音もしないです。

  • ヒョウモントカゲモドキの臭いは、くさいの?

犬を飼っていると犬臭いにおいがしたり、ペットの臭いは何かしらありますよね。

でもヒョウモントカゲモドキ自体の臭いはないです。

飼っている個体をハンドリングしている時に何度も臭いを嗅いでみましたがなんにも臭わなかったですね。

フンなどがケージの中にあるとフンの臭いがするかもしれないですが、それもあまりにおわないです。

臭わないからといってケージの掃除をしないとかは絶対に止めてくださいね!

ケージの中は常に清潔にしてください。ケージの中の掃除は飼っているペットの健康管理の基本中の基本ですからね。

フンの量にもよるのかもしれないですが飼っているフトアゴヒゲトカゲのフンの臭いはかなり臭いますからヒョウモントカゲモドキがほとんど臭わないことがわかりますね。

ヒョウモントカゲモドキの体の構造

  • まぶたがある

ほとんどのヤモリには、まぶた持っている種類がいません。でもヒョウモントカゲモドキにはまぶたがあるんです。しかも上下とも動くまぶたを持っています。このまぶたを閉じたりする表情がとても可愛くてヒョウモントカゲモドキは人気があるのでしょうね。

  • ヤスリのような歯

ヒョウモントカゲモドキの歯は、小さな歯がいっぱいありますよ。

エサを食べている時を観察してみるとエサを引きちぎる牙とかではなくて、噛んだ時エサが離れないよう引っかかる様な感じだと思います。

一度間違えて指を噛まれた時ザクッとした喰い込む感じでなくマジックテープのようなザラザラと引っかかる感じでしたよ。

  • 可愛い爪がある

前足後ろ足に指が5本あり、その先に可愛い爪があります。

フトアゴヒゲトカゲをハンドリングすると爪がしっかりとしているのでチクチクしますが、ヒョウモントカゲモドキの爪は木や岩を登るときに使う小さな爪なので全く痛くありません。

  • 特徴ある太い尾

ヒョウモントカゲモドキが好きな方は、このボテッとした太い尾が可愛いですね。

そうでない方には、少し敬遠しがちな尾なんですが(笑)

この尾は、脂肪分を蓄えることが出来るすぐれものなんですよ。

エサをたくさん食べて、栄養状態がいいヒョウモントカゲモドキはこの尾が太くなっていますよ。

ヒョウモントカゲモドキを選ぶ時太い尾をした個体を選ぶと高い確率で良い個体ですね。

この特徴ある尾は、危険を感じた時に自切することが出来ます。

トカゲのしっぽ切りと同じです。

また尾は再生して再生尾が生えて来ますが、もとのような尾ではありません。

ツブツブの鱗がなくツルッとして長さも短くなってしまいます。

色や形が変わって見た目が悪くなりますが、体が弱くなるとかは無いですよ。

ヒョウモントカゲモドキをハンドリングする時は、尾を持って持ち上げる行為は、自切する確率が非常に高いので絶対にしないようにしてくださいね!

初心者でも脱皮不全対策できるヒョウモントカゲモドキの飼い方

 

ヒョウモントカゲモドキを飼う時に必要なもの

  • ケージ

一匹で飼うときは、30cmくらいの大きさがあれば飼うことが出来ます。

大きなケージなら越したことはないですが温度管理も大変になりますし30cmくらいで充分だと思います。

私は、30cmの爬虫類ケージでなんの問題もなく10年近く飼っていますよ。

プラスチックケース・ガラス水槽・爬虫類ケージどれでも大丈夫です。

  • 床材

犬のトイレシートやキッチンペーパーで大丈夫です。

見た目は、あまり見栄えはしませんが簡単に手に入りますしコストが安いですよ。

砂はダメという方がおられますが誤食しても大丈夫なダミーの砂もありますので、好みで選ばれたらいいと思います。

私はクルミの殻を細かく砕いた砂を使っていますよ。

見た目もいいしフンの処理もしやすいです。

床材は好みで選ぶといいですね。

床材はなんでもいいですがヒョウモントカゲモドキのフンの処理は早くして清潔にしておくことが一番重要です!

清潔にしているからか私の所のヒョウモントカゲモドキは何年も病気すること無く元気ですね。

  • 保温器具

ヒョウモントカゲモドキは変温動物なので保温器具で体温を調節します。

爬虫類を飼う時は温度管理をうまくできれば、飼育は成功する確率がかなり上がりますから温度管理のポイントは抑えてくださいね!

大きなケージでないなら保温器具はパネルヒーターで大丈夫です。

パネルヒーターはケージの下全面にしくのではなく三分の一くらいでいいでしょう。

冬場の寒い季節は二分の一くらいに変えたりして工夫してくださいね。

この温度管理が出来ればヒョウモントカゲモキ脱皮不全はかなり防げますからね。

  • ウェットシェルター

ヒョウモントカゲモドキは乾燥地帯の生き物ですが適度な湿度が必要です。

素焼きのウェットシェルターかヒョウモントカゲモドキが入れるような背の低いプラスチックケースに体が浸るくらいに水を入れておくのもいいですよ。

脱皮不全対策で湿度高めにするにはウェットシェルターがものをいいますね。

  • エサ

エサは、基本的に虫になります。コオロギ・ミルワーム・デビュアなどがあります。

どうしても生きた虫が苦手の方は、乾燥コオロギもあります。

それでもダメな方は、最近はジェル状のエサとかペレットがありますので心配ないですよ。

ベビーの時からペレットを食べさせていたら、ちゃんとペレットを食べてくれます。

私も虫・乾燥コオロギ・ペレットを色々食べさせいますがペレットだけでも大丈夫ですね。

あとヒョウモントカゲモドキは夜行性なのでエサは夜にあげる方がよく食べますよ。

最後に、もし脱皮不全になってしまったら

ヒョウモントカゲモドキでも器用な子と不器用な子がいます。

私の経験ではエサを食べるのが下手な子は脱皮も下手な子が多いですね。

不器用な子ほど可愛いですけど(笑)

私が飼っていたサクラという名前のヒョウモントカゲモドキの雌は脱皮は凄く下手でした。

エサも食べることが下手でしたね。手のひらにエサを乗せて食べさせたら全然違うところを噛んでいました。

そのサクラが脱皮前になって体が白っぽくなってきたら、いつも今度は上手に脱皮できるかなと見守りましたよ。

毎回失敗してましたけどね(笑)

 

ヒョウモントカゲモドキは脱皮した皮は栄養分として食べるんですよ。

もう一匹のヒョウモントカゲモドキは上手に脱皮して皮が見当たらないんです。

体の色も脱皮後は鮮やかな黄色になって綺麗なんです。

でもサクラは毎回皮が余っているんです。パーカーを着てるみたいに頭の後ろに皮が付いているんですよね(笑)

カパカパになっている皮はシャツを脱がすように取ってやり、残っている皮をふやかすために毎回温浴してから綿棒で優しく取ってました。

脱皮が下手な子は分かってるみたいで、いつもされるがままでしたよ。

ですから、もし脱皮不全になってもビックリせずに温浴させてゆっくりと皮を取ってあげるといいですね。

まとめ

ヒョウモントカゲモドキは厳しい環境の中で生息しているので体は丈夫ですから、初心者にも飼いやすいペットです。

ヒョウモントカゲモドキの大きさと寿命は、平均的に全長18~25cm・体重55~80g位で一般的に約10年前後。

ヒョウモントカゲモドキは噛むことがなく鳴かないので飼っていても静かです。

ヒョウモントカゲモドキ自体の臭いはない。

体ごと入れるような水を入れた容器の下に来るようにケージの下にパネルヒーターをひくと脱皮不全を防ぎます。

ケージ・床材・保温器具・ウェットシェルター・エサを揃えるだけで飼い始めることが出来ます。

 

なんとも言えない可愛さがあるヒョウモントカゲモドキ。

元気な子や、とてもゆっくりな子など同じヒョウモントカゲモドキなのにいろんな個体がいます。

見ていて飽きないですよ。ぜひクスっと笑えるヒョウモントカゲモドキを飼ってみてはいかがですか。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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