マンチカンはかわいそうで弱い猫なの?寿命や突然死の問題についても
マンチカンは、短い足で歩く姿がすごく可愛い猫なんですよ!
猫界のダックスフンドみたいな感じですね。
人間なら足が長い方がモテるのに、何故か動物は短足の方が人気があるんですよね(笑)
そんな可愛いマンチカンは、かわいそうな猫と言われたりしています。
でも本当にかわいそうなのかと思いますよね。
そういうことで今回はマンチカンはかわいそうで弱い猫なの?寿命や突然死の問題について解説しますね。
目次
マンチカンはかわいそうで弱い猫なの?
昔から美人薄命とか言葉がありますよね。
これは綺麗な人や可愛い人は、か弱く見えるのかもしれないですね。
なので可愛い猫もそう見えるのでしょうか。
またマンチカンは名前の由来は「オズの魔法使い」で出てくる「マンチキン」の小人からなんです。
だからマンチカンは、小人という意味なんですよ。
そしてマンチカンは胴長短足な体形なので小さく見えますよね。
しかもこの可愛い体形は突然変異によるものなんです。
一般的に突然変異は、弱いイメージを持たれてしまいます。
なので突然変異で生まれたマンチカンは弱くてかわいそうに思われたのかもしれません。
でも現在のかわいそうはそうではないんですよ。
ではなぜマンチカンは、現在はかわいそうと言われているのか説明していきますね。
マンチカンなぜかわいそうなのか
マンチカンは、なぜかわいそうと言われたのでしょう。
それはマンチカンの歴史を見ると分かるんですよ。
マンチカンの歴史は、場所はアメリカで1900年代始めからです。
100年以上前なんですね。
その当時は科学など今みたいに発達してないです。
マンチカンの突然変異で、短足胴長の体形が異様であるとされました。
その異様さが遺伝子疾患と考えられて、「かわいそうな猫」とされたんですよ。
だからこの短足胴長の体形の繁殖はしなかったんですよね。
しかし、もともと足の長さには個体差があって足の短い猫はいたんですね。
またマンチカンは、突然変異的に短足の個体が自然発生した猫種です。
なので自然発生した猫種のマンチカンは、他の猫と比べて病気という訳ではないんですよ。
だから本当はかわいそうな猫ではないんです。
でも現在のマンチカンがかわいそうと言われてるのは、別の理由からなんですよ。
それは突然変異で短足な猫を近親交配して、人為的に品種改良したのがマンチカンなんです。
しかもマンチカンは、可愛くて人気のある猫なんですね。
そうすると営利目的で繁殖も繰り返されます。
やはり商売ですから儲けを出さないとダメですよね。
でもそこで誤った交配を繰り返して、重度の奇形や出生後早期に死亡したりするマンチカンが増えていきました。
そういう問題がたくさん発生して「マンチカンはかわいそう」と現在は言われているんですよ。
マンチカンの短足は障害なのか
さて突然変異のマンチカンの短足は障害なのでしょうか。
前の章でマンチカンを誤った交配を繰り返して、重度の奇形が産まれたりしています。
その場合は障害の子がいると思います。
しかし現在は、マンチカンの短足は障害ではなく、健康的で体の機能にも問題が無いことが明らかになっていますよ。
また個体差はありますが、他の健康な猫と比較しても病気のリスクが高いという訳ではないんですね。
しかもマンチカンは短足胴長ですが、他の猫にも負けない位の運動能力があるんですよ。
マンチカンは短足胴長の容姿ですけど、ビックリするほどのスピードで動きますからね。
それに小柄なので小回りも速いですね。
また足の筋肉もチャンとしっかりとしているので、椅子やテーブル、キャットタワーにも普通に飛び上がります。
ちょっと違うかもしれないですが、人でも足が速いおデブちゃんがいるでしょう(笑)
そんな感じのギャップがありますね。
マンチカンの寿命や突然死の問題
マンチカンは、病気しやすいなど聞いたりします。
しかしどの猫も病気になりますし、マンチカンだから病気になりやすいとかはないんですよね。
どの猫にも個体差があると思って下さいね。
人でも短足胴長だから病気になりやすいなんてないでしょう(笑)
しかも人で短足胴長だから病気になりやすいんやったら辛すぎますよ(笑)
でもマンチカンにはこれまでの章でも言っていますが、誤った交配を繰り返してると問題が出てきます。
なのでその問題もふまえて、マンチカンの寿命や突然死を説明しますね。
マンチカンの寿命
マンチカンの平均寿命は11~13歳くらいです。
他の猫も含めた猫全体の平均寿命が14~15歳くらいなんですね。
統計された数字だけだと、チョットだけ短いですよね。
まぁこれも個体差もありますし、その猫の生活環境にもかなり影響がありますね。
飼い主さんが愛情をかけて飼育していると、寿命は伸びていく事が多いんですよ。
しかもマンチカンは健全な交配で生まれている個体なら、生まれつき病気になりやすかったり、寿命が短い訳ではないんですよ。
しかし誤った交配で生まれた個体は、寿命が短い傾向があるみたいですね。
では誤った交配とはどんな交配なのか簡単に説明しますね。
マンチカンの誤った交配
マンチカン同士の健全な交配は、基本的に長足のマンチカンと短足のマンチカンの交配なんですね。
またマンチカンと純血種を除く雑種猫との交配も健全な交配です。
この交配だと先天性疾患の発症を予防する事が出来るんですよ。
でもこの交配は、弱点があるんです。
それはマンチカンの最大の特徴の短足胴長が2~3割位しか産まれてこないんですよ。
やはりマンチカンっていうと短足胴長ですよね。
だからその短足胴長を産ますために、短足マンチカン同士の間違った交配をする方がいるんですね。
でもこの短足マンチカン同士の間違った交配は、致死遺伝子があるんです。
その結果として産まれてくる前に子宮内で死んだり、出生後早期に死んだりするんですよ。
本来なら短足マンチカン同士の間違った交配をしなかったら防げるんです。
マンチカンの突然死の問題
短足マンチカン同士の交配は、マンチカンが突然死をすることがあるんですね。
この突然死は遺伝的疾患かもしれないですが、現時点では正確な原因は解っていないんです。
だから現在は短足マンチカン同士の交配は禁止されていますが、減ってはいない現状ですね。
もしブリーダーさんの所からマンチカンを迎えるのであれば親猫を見せてもらうと良いと思います。
そうすることで短足マンチカン同士の交配ではないか確認できますからね。
話が変わりますが、私もチワワを迎える時に親犬を見せてもらいましたよ。
パパが1.8キロ、ママが2.2キロと小柄な両親だったんですね。
遺伝的に小柄になるはずだったんですが、すくすくと育って4キロのおデブちゃんになってしまいました(笑)
しかし性格は両親のおっとりした性格が遺伝して、とても優しい子に育ちました。
犬や猫などは親の遺伝がでますので、親を見ることで将来を予測することが出来るんですね。
なのでマンチカンも親猫を見ることで突然死の問題を防げるかもしれません。
またペットショップでも親猫の情報をしっかりと聞くと良いですね。
突然死の問題や病気は、飼育環境やその子の年齢などが原因でなる可能性はあります。
またマンチカンがなりやすい病気なども知っておいた方がいいですよ。
漏斗胸(ろうときょう)・心臓病・椎間板ヘルニア・感染症などは、なりやすい病気です。
しかしこれらの病気も個体差があるので必ずなる訳ではないですからね。
飼い主さんが常にマンチカンの健康管理をして、食事を考えると病気は予防できます。
またマンチカンは短足胴長なので、外での生活に適した体格ではないんですね。
なので飼育環境は、室内だけの飼育があっています。
以上のことだけでも突然死の問題や病気・怪我を予防して長生きさせることが出来るはずですよ。
まとめ
マンチカンは、突然変異的に短足の個体が自然発生した猫種です。
自然発生したマンチカンは病気という訳ではなく、かわいそうな猫ではないんです。
しかし誤った交配を繰り返して、突然死の問題や出生後早期に死亡したりするマンチカンも増えています。
マンチカンの飼育環境や食事などの健康管理で、突然死の問題や病気・怪我を予防することが出来ます。
可愛いマンチカンの姿にメロメロになる方は多いですよね。
私もその一人だと思います。
ぜひ短足胴長のマンチカンと素敵な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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