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抹茶入玄米茶の作り方を解説!お茶のプロが好きな理由についても

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5月 新茶の季節になると、私が住んでいる宇治市では、あちこちの茶畑でお茶摘みの作業が始まります。

皆さんが想像している、かすりを着た女性がお茶摘みしているのではなく、アルバイトの方がされていますよ。

宇治には、たくさんのお茶屋さんがあり宇治茶を販売していますよ。

今回は、茶工場での抹茶入玄米茶の作り方となぜお茶のプロは、抹茶入玄米茶が好きなのか? を紹介しますね。

 

お茶のプロが好きな抹茶入玄米茶の作り方

 

お茶はいろいろ種類があり、どれを飲んで見ようかなぁと考えるのも楽しみのひとつです。でも種類が多すぎて迷いますよね。

今回はお茶のプロが好んで飲むお茶について紹介していきます。

お茶屋さんは、一日中お茶の味見をします。これがキツイんですよ。

仕事で、ずっとお茶を飲み続けるとカフェインが強いらしく、お腹が痛くなるし寝れなくなるんです。大変なんですよ(笑)。

 

そんなお茶のプロが、毎日美味しく飲んでいるお茶があります。

そのお茶こそ「抹茶入り玄米茶」です!

抹茶のコク、青柳のスッキリ感、玄米の芳ばしさ、まさにいいとこ取りですね。

しかもお値段がお手頃なんです。

飲んでも美味しいしお茶漬けにしても美味しいですから私も「抹茶入玄米茶」が一番好きですよ。

 

お茶のプロが抹茶入玄米茶を好きな理由

 

お茶のプロの方がどうして抹茶入玄米茶が好きなのか?お伺いしたことがあるんですね。

お茶屋を経営されてる社長さんや、何十年とお茶の加工と営業されてる方や、お茶インストラクターの方は、毎日真っ白な湯呑に何種類もお茶を入れて、味、香りをチェックして商品を作ります。

その時もう一つチェックするものがあるんですよ。

それは「色」なんです! ズラーッ並んだ真っ白な湯呑に何種類ものお茶を注いで色を見比べます。

良いお茶だなぁ 綺麗な色のお茶だなぁと目で感じることが大事なんです。

いい色を出すのは難しいんですよ。

でも抹茶入玄米茶は、簡単に良い色が出るんですね。

抹茶の綺麗な緑が、お茶のプロの目には、良いお茶だなぁと思う色なんですって。

だからお茶のプロは、抹茶入玄米茶が好きなんですね。

 

この抹茶入玄米茶どういう風にして作ってるか知りたくないですか?

家庭で飲むくらいの量なら玄米茶に抹茶を少しまぶすだけで作れます。

でも商品にするには、大量に作ります。さてどうやって作るのでしょう?

お茶の深い味わいをつくる合組

 

色々なお茶を作る時にするのが合組(ごうぐみ)です。

簡単に言うとブレンドですね。何種類かのお茶をブレンドして深い味わいを出します。

同じ様に抹茶入玄米茶も深い味わいが出るように合組して作ります。

少しだけの合組なら箕(み)という道具のうえでかき混ぜて仕上げますが、何トンという量の場合は直径4メートルくらいの回転するドラム型のタンクを使って煎茶も玉露もほとんどのお茶を合組します。

何百キロの抹茶入玄米茶もタンクを使い合組をしていきます。

合組をするタンクはグルグルと長時間回したらよく混ざっていいと思うでしょう

でもこれは、ダメなんですね。

何故かと言うと長時間タンクを回したら何トンというお茶の重みでお茶の葉が崩れてしまうんですね。

そうなんです!お茶は味だけでなく茶葉の綺麗さも大事なんですよ。

タンクをまわす時間は、茶葉の量や大きさ、また硬さなどを考えて決めていきます。

タンクに何トンというお茶の葉を入れて、タンクを回して合組をします。

そして20~25kgの同じ重さに分けてアルミ袋にいれて真空パックして商品にしていきます。

この合組をしている時に、タンクの中でお茶が混ざって擦れるので、静電気が発生してお茶同士がくっついて、タンクの中にも茶葉が静電気でくっついてしまいます。でも次の合組のためにタンク内を掃除をしなければいけないんですよ。

お茶がタンク内に残ったまま次のお茶を入れると味が変わりますからね。ですから合組が終わった後は、大きなタンク内をエアーコンプレッサーのエアーで掃除をします。

煎茶、玉露などの茶葉は、ある程度の大きさがあるのでエアーでシューっとすれば取れるんですが、問題は、抹茶入玄米茶なんです!タンク内の掃除が難しいのは!

非常に粒子が細かい抹茶が静電気でタンク内に付くと簡単にエアーでシューッとするだけでは取れないんです!

じゃあ、どうするのかと言うと、その大きなタンク内に人が入って掃除をするんですよ。

タンクに入る人も完全防備してタンクの中に入ります。

キャップをかぶりゴーグルをつけて防塵マスクをして首、手首、腰、足首もしっかりと抹茶が入らないようにして、タンク内に入り丁寧にエアーで掃除をします。

タンク内は、真っ暗なので怖いんですよ。

そしてタンク内の掃除が出来たら、タンクから掃除した人がでてきます。

はじめてその光景を見た方は、ビックリしますよ。人がここまで緑になれるのかと思います。

私も何回か経験しましたが、自分の姿をみて 自分がカメレオンかバッタになった気がしました。

上から下まで全身真緑です(笑)抹茶を飲むことは、あると思いますが、全身抹茶まみれになることは、なかなか無いですね。

最後は自分をエアーで吹いて抹茶を飛ばして掃除します。

でも、全身から抹茶のいい香りがするので嫌な気はしないんです。

いいところがいっぱいの抹茶入玄米茶なんですが、作るのに全身抹茶まみれになっている人がいると思うと美味しいだけでなく、少しクスッと笑える要素もあるんですよ。

 

宇治茶の里では蛇口からお茶が出る

 

宇治市で育った方は、小学校の蛇口からお茶が出てくるのが当たり前だと思っています。

私も思っていました。全国の学校の蛇口には、お茶の蛇口があると思っていました。

でも違うんですね。宇治茶の里、宇治市の小学校だけみたいです。

私の時代は、中学校も蛇口がらお茶が出てくるのですが、むちゃくちゃ熱い番茶なんです!

喉が乾いたからゴクゴクお茶を飲もうと出来るレベルではないんですね。

でもお茶飲み場の蛇口から番茶のいい香りがしていました。

子供の頃から近所にあるお茶屋さんからも、いつもお茶のいい香りがしていました。

今も煎茶の香りやほうじ茶の芳ばしい香りが、どこからかして来ますね。

 

あと宇治市の観光地は、なんと言っても平等院なんです!

日本の10円硬貨の表のデザインですからね

いろんな観光地で、ソフトクリームって売ってますよね。

バニラ、チョコ、抹茶など味の種類が定番だと思います。

宇治の観光地、平等院の近くでもソフトクリームを売っているんですが抹茶ソフトクリームのうえに抹茶を振りかけてくれます。

すごく抹茶の味が濃厚ですよ。

お茶のプロが、抹茶入玄米茶を好むように、いろんな所に抹茶が使われています。

 

まとめ

 

いろんなお茶をのんでるお茶のプロが好むお茶は、体に優しくて色がきれいな抹茶入玄米茶です。

お茶を仕上げる作業で色々なお茶を合組して深い味わいをつくります。

抹茶入玄米茶の合組は、抹茶をつかうので少し大変なところがあります。

宇治市の小学校の蛇口からは、普通にお茶が出てきます

 

さて最後に面白いお茶の飲み方をお教えしますね。

玉露って高いですよねぇ~ でも玉露ちょっとだけ味わってみたいなぁと思いません?

出来ますよ 

ちょっとだけなら(笑)

その方法は、安い煎茶を50度くらいのお湯でいれて、そこに少しだけ味の素を入れるんです。

味の素はグルタミン酸なので旨味を感じます。なんちゃって玉露なんですけど結構いけますよ。

こちらも一度試してみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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