ハムスターの脱走する理由と習性を解説!見つからない時の対策や捕まえ方についても
最初に飼ったペットがハムスターという方は、多いと思います。
小さくて可愛くて場所も取らずお値段もお手頃なので気軽に飼おうかなと思ってしまいますね。
簡単に飼ってしまう前に、ハムスターのことを知って欲しいことがあります。
ハムスターは脱走するんです! えっ脱走?と思うでしょう。
でも本当にハムスターは目を離すと脱走しますよ(笑)
今回は、ハムスターがなぜ脱走すのか、脱走した時のつかまえ方などハムスターの習性をふまえて紹介していきますね。
目次
ハムスターの脱走する理由
ハムスターがケージの中から脱走するのはいろいろな理由があるんです。
まずハムスターは、自然界で小さいからいろいろな捕食動物に狙われます。
なのでハムスターは、自分の縄張りをパトロールする習性があるんですよ。
ケージから出て周りに捕食動物がいないか大丈夫か確認しようとします。
ケージの中にいた方が安全なのですが、ハムスターにはそんなことは分からないですよね(笑)
またケージの環境に満足していないとケージの外にここよりいい所がないかと外に探しに出ます。
ケージの環境で電気をつけっぱなしで、いつも明るかったりすると夜行性のハムスターにはいい環境ではないですからね。
そしてペットショップに売っている通常のハムスター用のケージは小さいからハムスターには狭いんです。
人間の都合上あまり大きいと部屋に置けないですからね。
どうやって脱走するのか
- 物を利用して脱走
ハムスターが脱走する方法として、一番多いのが回し車や給水器などの上に登ってそのまま脱走する方法です。
可愛いハムスターは、なんだかんだ言ってもネズミですから身軽ですよ。
- パワーで脱走
ハムスターはいがいにも力持ちで扉を強引にこじ開けて脱走する方法しますね。
ケージそのものを動かしたり、ケージの僅かな亀裂を噛んで脱走してしまいます。
脱走しやすいケージ
それは、ズバリ金網ケージですね!
すき間もいっぱいあるので、逃げやすいですよ。
えっ?こんなところからって言う位の隙間から脱走しますからね。
ムニュっと出てきます(笑)
金網ケージは簡単に上に登れて上の窓の隙間とか、金網ケージの下から持ち上げて脱走することができます。
私としては脱走されにくい水槽型か衣装ケースがおすすめですね。
ハムスターが滑って簡単には上に登れないですからね。
水槽型と衣装ケースは通気性だけ弱点ですが何匹も入れなかったら、そこまで気にしなくてもいいと思いますよ。
また段ボールの箱はハムスターがあっという間に噛みちぎってしまうため使用を避けてくださいね。
脱走されやすい環境
ハムスターにとってケージの置き場所は大事です!
大きな音、人やペットの頻繁な往来などがあるケージの置き場所はストレスになり、ハムスターにとって快適ではないかもしれません。
ハムスターには、「ここは快適な環境ではないな、よし、脱走だ!」ってなるはずです。
ですから脱走されないように、もっと静かで人気のない場所へケージを移した方がいいですね!
脱走されにくくする工夫
ハムスターは何でも利用して脱走します。脱走する気満々ですから工夫が必要ですね。
- 回し車のグレードを上げるて、よりカンタンにスムーズに回るものに変える。そうすると回し車を足場に出来ないですからね。
- 複雑な構造のパイプ(ジョイントハウス)を、ケージに設置する。 これによって運動量が上がりストレスが軽減するので脱走する気が無くなる。
- 室内を散歩させて運動不足を解消させる。 室内散歩で疲れて脱走する気が無くなる。
- 就寝前や外出前にはケージがしっかり閉まっているかを確認する。
工夫すれば「脱走する気が無くなる」と思いたいですが、それでも脱走するヤツはいますよ(笑)
野生のハムスターの習性
ハムスターを飼う前に野生での習性を少し理解すると、なぜハムスターが脱走するのかなどハムスターの飼育に活かせると思います。
ペットのハムスターは、明るいケージで飼っていますよね。
でも野生のハムスターは、地中の中に深さ1メートル位の複雑なトンネルを複数掘って巣穴にしています。
そのトンネルは住むことのメインになる巣の他に、取ってきた食べ物を貯蔵する食料貯蔵庫の部屋やトイレなど複数の部屋なんですよ。
ハムスターは、自然界では小さいからいろいろな捕食動物に狙われます。
そのため危険を感じると、まっさきに巣穴に逃げ込んで隠れて生き延びるんです。
その巣穴の出入り口を複数作っておきハムスターを狙う捕食動物が侵入して来た時に違う出入り口から逃げ出して難を逃れるようにしているんですね。
色々と工夫をしてハムスターは生きているでしょう。
ペットショップにいるハムスターを見ただけでは、そんなに頑張って行きている姿を想像出来ないですよね。
頑張って生きているハムスターが分かれば、いっそうハムスターが可愛く感じますね。
夜行性のハムスター
小さくて狙われやすいハムスターは、できるだけ見つかりにくいように夕方から暗くなってから活動します。
ハムスターは夜行性動物なのです!
ハムスターの目は黒くて大きいクリクリした可愛い目をしていますよね、 これは暗い所でもよく見える様にできているのですよ。
逆にハムスターは明るい所が苦手で明るい昼間は巣穴で休んでいるのです。
ペットのハムスターは、人の生活でお昼間に触られたりしていますが本当は「触るなやぁ~」ってストレスを感じているかも知れないですね。
ハムスターのスタミナ
夜行性動物のハムスターは、エサを探して動き回り活動しています。
その動き回る移動距離は、なんと10kmも動き回る時もあるそうです。
この小さい体にそれだけのパワーとスタミナがあるとはビックリしますね。
だからケージに設置してある回し車をいつまでもグルグル走れるんですね。
いつまでも回っているでしょう(笑)
ハムスターの能力
ハムスターは暗い中でもよく見える目を持っていますがエサを探して動き回る時、目で探していないんです。
実は人の40倍もある嗅覚で臭いを頼りにして探しているんですよ。
エサや仲間、捕食動物の臭いを頼りにして行動します。
同じハムスターの仲間と出会うと臭腺やお尻の臭いを確認し合ったりします。
また捕食動物の臭いが漂っている場合は、すぐに気づいて巣穴に入ったり隠れたりして危険を回避するんですよ。
しかもハムスターは聴覚も優れていて、人の4倍の音域を聞き取れます。
だから、かすかな音も聞き逃さず行動しているのです。
ハムスターの寿命
野生のハムスターは寿命は短く約2年位です。
月齢で1ヶ月~3ヶ月で交配可能なので、短い寿命の間に多くの子供を産み子孫をのこします。
これはペットのハムスターもほぼ同じなので繁殖させることも出来ます。
しかし計画的にしないとドンドン増えていきますので注意が必要ですよ。
見つからない時のハムスターの捕まえ方
ハムスターが脱走したらまず最初にハムスターを探しましょう(笑)
さてどこを探したらいいのでしょう?
それは、ハムスターの好みそうな暗く温かい場所です。
またハムスターのフンや種などの痕跡も探してどこに居るか予想するんです!
予想したら「袋のネズミ作戦」を開始です!
袋のネズミ作戦
ハムスターが脱走した時の捕まえるコツがあります。
それは袋のネズミ作戦です(笑)
ハムスターは意外とすばしっこいので捕まえるのが大変なんですよね。
ハムスターが脱走した時は、まずその部屋の扉を全部閉めます。
そして、その部屋の真ん中にハムスターのエサや好きなものを置きます。
時間はかかりますが出てくるまでひたすら待ちます。
ハムスターは、鼻がいいからしばらくすると絶対出てきますからその時に捕まえてください。
でも折角出てきたんだから、真ん中に置いたエサは食べさせてあげてくださいね。
出てくるのを待っている時間が無い場合
袋のネズミ作戦で待っている時間が無い場合はエサの周りに小麦粉をまいて置くんです。
ハムスターは夜行性なので夜間にエサを出しておくと、エサを取りに来て隠れ家に持ち帰る時に小麦粉の足跡が残っていますよ。
小麦粉の足跡を辿っていけばハムスターを見つけることができますよね。
なんか探偵みたいで少しワクワクしますよ。
ハムスターを見つけた時
ついにハムスターを見つけたら、捕まえなければなりませんよね。
見つけられた嬉しさで、バッていきなり上から捕まえてはダメです。
怪我をする場合がありますからね。
まず落ち着いてハムスターに軽いタオルをかぶせましょう。
そうするとハムスターは動きが取れず、安全も確保できます。
それからそっとハムスターを持ち上げケージに戻します。
また持ち上げる時は、ハムスターの骨はもろく折れやすいので25センチ程度以上の高さから落ちないように注意してくださいね。
まとめ
ハムスターは脱走します。
物を利用したり力ずくで脱走します。
金網ケージは脱走しやすい。
脱走されにくい水槽型か衣装ケースがおすすめ。
脱走されにくくする工夫が必要。
ハムスターが脱走したらまず最初にハムスターの好みそうな暗く温かい場所を探しましょう。
袋のネズミ作戦で捕まえる。
ハムスターを見つけた時ハムスターに軽いタオルをかぶせハムスターを持ち上げケージに戻します。
ハムスターは夜行性動物です。
ハムスターは人の40倍もある嗅覚で臭いを頼りにしている。
ハムスターは聴覚も優れていて、人の4倍の音域を聞き取れます。
ハムスターは寿命は短く約2年位です。
ハムスターは、アニメにもなったりする身近なペットです。
身近なペットだからこそ、ちゃんとハムスターの知識を持って正しく飼育すると長生きもしますし病気も予防出来ます。
ぜひ、ペット初心者の方もペットを飼う楽しさを感じてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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