下鴨神社みたらし祭2019に行ってきた感想!出店や見どころについても評価・レビュー!
世界遺産の下鴨神社で誰でも参加OKの禊ぎの神事「みたらし祭」。
大人も子供も御手洗池にザブザブと足をつけて歩くので別名「足つけ神事」とも呼ばれてるんですよ。
「みたらし祭」は毎年土用の丑の日の前後に開催される京都の夏の風物詩です。
今回は夏の風物詩「みたらし祭」の楽しみ方を紹介しますね。
目次
みたらし祭が開催される下鴨神社
京都市左京区にある下鴨神社、国宝や重要文化財の社殿が55棟もあり世界遺産の貫禄たっぷりの神社です。
下鴨神社は、お社まで参道に広がる糺の森があってお社に向かって糺の森の中を歩いて行きます。
この糺の森は原生林で神が宿るとも言われているんですよ。樹齢200~600年の木が何本もあり糺の森を歩くだけでも癒されます。
木を見ただけで、ずっとこの森に生えていたのが分かるんです。すごく木が古いというか木の皮に苔がついて長い時間を感じられます。
下鴨神社の近所の子供たちはこの糺の森で毎日のように遊んでいて、「かくれんぼ」なんかするといくらでも隠れる所があって楽しそうですよ。
その糺の森の参道はお社まで真っ直ぐつづきます。みたらし祭のある真夏の木漏れ日の中を歩くのは、暑いですがとても気持ちがいいですね。
祭り気分を盛り上げる色々な出店
夜店が参道の両側に並んでいて祭り気分を盛り上げてくれます。
昔ながらの金魚すくいや綿菓子、射撃など祭の出店の定番があって、最近は出店も国際色豊かになって来ました。
新しいタイプの出店では韓国のチーズドック、トルコのケバブーやトルコアイスとかありましたね。
うちの子供たちは定番のチョコバナナとさつまスティックと先程のチーズドックを楽しんでました。
子供が食べたチーズドックは、アメリカンドッグみたいな形で中がトロットロッのチーズが入ってました。
私以外の家族全員はチーズドックを知っていましたが、私は初めて見ました(笑)
京都の夏はムシ暑いので、かき氷の出店は忙しそうでしたし、あと珍しいなと思ったのが八百屋さんがお店を出してましたよ。
糺の森の参道の夜店と瀬見の小川
糺の森の参道からチョット目を横にずらすと参道の横を瀬見の小川が流れています。小さい川なんですが水がキレイなんです。
みたらし祭の御手洗池から流れている小川なんですね。
話がそれますが私がキレイな小川の写真を撮りに段を降りてゴソゴソしてたら、うちの子たちは「パパが小川でオシッコしてるのかと思った」って言うんですよ。
「そんな罰当たりな事誰がすんねん!」ってなりましたけど子供らからは、パパはそんな風に見えてるのかと思い日々の行動を改めようと考えてます(笑)
女性に大人気パワースポットの相生社(あいおいのやしろ)
楽しく家族で参道を本殿に向かって歩いていくと参道の終わりに二本の幹が途中で一本に交わる木が祀られています。
ここは、「相生社(あいおいのやしろ)」というお社で縁結びのご利益があるそうです。
特に若い女性に人気があるパワースポットで、お参りしているカップルが大勢おられましたよ。
私の姉も下鴨神社で神前式を挙げましたし、年間で何百組のカップルが下鴨神社で挙式を挙げるそうです。
今日私の前には老夫婦がお参りされていました。おじいちゃん、おばあちゃんになって「相生」を「相老」とかけて夫婦が一緒に長生きするお社なんですって!いいですよね~。
みたらし祭の御手洗池に入ってお参り
糺の森の参道を抜けて本殿に向かっていると楼門の手前から行列ができています。みたらし祭の御手洗池に入るための長い行列なんです。
楼門を入り舞殿のまわりを抜けて本殿の前を通り御手洗池にはいる受付まで並んで、靴を脱いで裸足になり御手洗池に入って行くんです。
御手洗池に入るのには受付でお供え料の300円を納めてロウソクを受け取り、いよいよ橋の下をくぐって池に入って行きます。
ここで皆さん「あー!冷たいー!」と叫びながら足を池に入れて行くんですよ。池の水はかなり冷たいですね。
池の水の冷たさで気持ちがシャキーン!となって、もうここで清められた感じがします(笑)
気温がすごく暑い分、温度差があり余計に冷たく感じるのかもしれません。
深さも大人の膝ぐらいまであり小さいお子さんはお尻は確実に濡れますから付いている大人の方が気をつけてくださいね。
皆さん濡れても「あー!濡れてるー!」って笑いながらザブザブと池の中を進んでいきます。
種火が点いている祠がありそこでロウソクに火を灯してさらに進んでいき御手洗社の前に設置されている祭壇にロウソクを献灯します。
風が吹いている日はロウソクの火がよく消えるんですが、今回は火が消えずにスムーズに献灯出来ましたよ。
御手洗社の神様は瀬織津比売命(せおりつひめのみこと)と言う神様で罪や穢れを祓ってくれますのでお参りするとご利益がありますよ。
ロウソクの献灯あとの御神水でお清め
ロウソクの献灯をして池から上がってここで脱いでいた履き物を履きます。
履き物を履く所の後ろ側に御神水をいただけるところがあるので頂くといいでしょう。
池の水も冷たいですが、この御神水も冷たいですよ。
御神水は「鴨のくぼて」という器で頂くのですが、器が少し大きく御神水もなみなみと入ってますから若い方はグビグビ飲んでください。
私は全部は飲めませんでしたけど、うちの子たちはグビグビ飲んでました!ご利益をいっぱい貰わはったと思います(笑)
この御神水は無病息災、延命長寿のご利益があるそうです。
健脚祈願の足形をした祈祷木
みたらし祭の時だけのお札があって、足の形をしているんです。このお札の裏に自分の名前と年齢を書いて御手洗社の前にある桶に奉納して祈願します。
うちの子たちもそれぞれ自分の名前と歳を書いて、私は少し欲張って家族全員の名前を書いて奉納して祈願しました。
子供たちは「うちら名前二つ書いてあるから倍ええことあるなぁ」と喜んでました。
「そんな可愛らしい事言うたら、神様は何倍でもええことくれはるわ」とニヤニヤしながら私は思ってました(笑)
鴨の神石
御手洗社に足形の祈祷木を奉納して流れに沿って歩いていくと「鴨の神石」があります。
鴨社の御手洗川で採れる黒石は厄病除けの神石とされているそうです。特に子供のかん虫ふうじにいいらしんですって!
赤ちゃん夜泣きで困ったなでお馴染みの「ひや・きおーがん」みたいな効果があるんですね(笑)
こころざしを置いて家族全員の分を貰って来ました。この神石は来年に返しに来て、また新しい神石を貰うのが効果が続いていいんです。来年も来なければ!
水みくじ
鴨の神石の隣には水みくじがありました。
神社でおみくじが入っている筒をガラガラふってする「おみくじ」ではなくて、沢山置いてある紙の束の中から好きな紙札を取り水につけるタイプのおみくじです。
子供たちも「水みくじやりたーい」って事なのでやってみました!そばにある小川でおみくじを浸すと文字が浮き出てきました。
夏の暑い時にはピッタリのおみくじですね。ちなみに下の子のおみくじは「小吉」で恋愛は「あきらめてさいしゅぱつせよ」と書いてありました(笑)
みたらし祭の朝、昼、晩の混み具合
みたらし祭の開催時間は朝9時から晩の9時までです。
夜遅くまでしているので、みたらし祭はロウソクの献灯を夜にする方が幻想的で綺麗です。
その幻想的で綺麗な雰囲気を楽しむなら晩がおすすめです。でもすごく晩は混みますよ(笑)
空いている時間帯はやはり午前中ですね。この時間帯なら駐車場にもスッと止めれます。
私が行った夕方の時間帯は、だんだんと混み始めまから駐車場に止めるのにも、かなりの時間並びます。
並ばずにお参りがしたい方は午前中をお勧めします。
下鴨神社の近くにお住まいの方に聞いたのですが昔のみたらし祭は、それほど混んでいなかったらしいですよ。
最近はかなりの方が来られるので、みたらし祭の開催期間も長くなりました。
みたらし祭のみたらし団子
みたらし祭の最後はやはりみたらし団子でしめるべきですよね。
御手洗池の底から上がってくる泡をモチーフにして出来たのが、みたらし団子と言う話は有名ですよね。
足つけ神事の御手洗池の冷たい水に浸かり冷たい御神水を飲んだ体には、作りたての温かいみたらし団子が美味しいです!
境内のお店で美味しそうな「かき氷」がありましたが、たぶんその「かき氷」を食べたら、おじさんの私は体が冷え切ってしまうのが目に見えてます。
冷たい水で少し冷えた体には、温かいみたらし団子がお腹からじんわりと温めてくれるのでありがたいですね。。
下鴨神社のみたらし団子は、5つの団子で人の体を表しているそうです。
最初の1つ目の団子が頭で間が空いて、あとの4つの団子が身体らしいんですが、甘党の私としては間を開けずに団子6つにして欲しい所ですね(笑)
あと境内には「出町ふたばの豆餅」も出店で販売されていました。この豆餅は塩加減が絶妙で無茶苦茶美味しいです。
できればみたらし団子のように串に5つ刺して食べたいくらいですね。
境内で販売しているみたらし団子と豆餅も両方とも人気があり行列が出来ています。
みたらし団子と豆餅でしめるとみたらし祭を満喫できると思います。
まとめ
世界遺産の下鴨神社で開催されるみたらし祭は誰でも参加できる神事です。
みたらし祭は、御手洗池に入りお参りするので別名「足つけ神事」ともよばれています。
糺の森の参道には色々な夜店がありみたらし祭を楽しめます。
参道の奥にある相生社は若い女性に人気のあるパワースポットで縁結びのご利益があるそうです。
みたらし祭の御手洗池に入る時は水深が少しあるので濡れないような服装がおすすめです。
御手洗池に入ってロウソクの献灯をして御神水を頂き心身ともに清めて無病息災をお祈りします。
足形の祈祷木、鴨の神石、水みくじなどご利益を頂けます。
空いてるときにお参りをしたい方は午前中、ロウソクの献灯で幻想的で綺麗な風景を楽しみたい方は晩がお勧めです。
みたらし祭のみたらし団子や豆餅などお腹も満たすことが出来て祭を満喫できます。
下鴨神社のみたらし祭は京都の人たちが楽しみにしている夏の風物詩です。
誰でも参加できるので是非参加して京都の夏の風物詩を体験してみてはいかがでしょうか
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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会場 下鴨神社
日時 2019/7/19(金)〜28(日) 9:00〜21:00
住所 京都市左京区下鴨泉川町59
交通 京都駅より
地下鉄(烏丸線)…「北大路駅」まで行き、「北大路駅」より市バス1・205系統乗車、「下鴨神社前(もしくは糺ノ森前)」下車
市バス…市バス4・205系統にて「下鴨神社前(もしくは糺ノ森前)」下車
タクシー…「京都駅」より下鴨神社まで 2,000〜3,000円(約20分)
阪急「河原町駅」より市バス1・4・205系統にて「下鴨神社前(または糺ノ森)」下車
京阪・叡電「出町柳駅」より徒歩10分
駐車場 あり 最初の1時間500円 以降200円/30分
料金 祈願料300円/1人
お問合せ先 下鴨神社 075-781-0010
ホームページ
糺の森財団 https://tadasunomori.or.jp/
下鴨神社 http://www.shimogamo-jinja.or.jp/