京都のかぼちゃ供養の由来や歴史は?中風予防のおまじないの意味がある?
京都の年末には中風予防の行事が色々なところであります。
代表的なのが「大根焚き」「かぼちゃ供養」ですね。
寒くなると脳で倒れる方も多いのでしょうね。
昔からの知恵とか習慣は理にかなっています。
今回は昔からの中風予防のおまじない「かぼちゃ供養」を紹介しますね。
目次
京都のかぼちゃ供養の由来や歴史
かぼちゃ供養は毎年冬至の日に行われていますね。
それは冬至にかぼちゃを食べると無病息災で過ごせるという風習があるからなんですよ。
この風習は中国の黄色が魔除けの色とされたことにならって、かぼちゃの煮物を食べるようになったそうです。
かぼちゃ供養の由来と歴史は寺で諸説があります。
安楽寺と不思議不動院は由来と歴史は少し似ていますよ。
それぞれ住職が自分の寺でお祈りをしていると、 阿弥陀如来や弘法大師から「かぼちゃを食べると中風にならない、無事息災に人々を救おうなど」のお告げがあったそうです。
また矢田寺市場に並べられないかぼちゃを炊き出しとして提供したことがそもそもの始まりみたいですね。
そういった由来でかぼちゃ供養は、はじまりました。
ちなみに安楽寺では夏の土用の頃、毎年七月二十五日にカボチャ供養を行い、それ以来220年も続く伝統行事になっていますよ。
かぼちゃ供養で中風予防
かぼちゃはカロチンが多く含まれ、他にもビタミンC、ミネラルなどの成分が含まれています。
カロチンは体内でビタミンAに変化して中風予防になります。
動脈硬化の予防になるだけでなく肌をツヤツヤにし皮膚や粘膜、目、骨や歯にも効果がありますよ。
かぼちゃを食べると「中風にならない」「風邪にかからない」と言われているんですね。
だから脳卒中に効くんです!
先人の知恵はすごいでしょう!
寒くなって脳卒中が発症する季節、緑黄色野菜の少ない冬に「かぼちゃ供養」で、カロチン、ビタミンC、ミネラルなどを体に摂るんですね。
かぼちゃを食べて抵抗力つけ、中風や風邪予防をしたんですよ。
今とは違って昔は、冬至のころになると秋野菜の収穫も終って食べられる野菜も少なくなります。
寒い冬に食べれる野菜がないと困りますよね。
そこで栄養もあって保存もきく、かぼちゃを食べていたんですよ。
冬にビタミンなどの供給源が不足した時代のかぼちゃは貴重なものだったんですね。
では「かぼちゃ供養」でちゃんと栄養を摂り、予防していた中風はどういうものなんでしょう。
脳卒中の中風が起こる時期
脳卒中は季節との関係が大きいといわれています。
年末から春にかけて発症がグーンと増えるんですよ、怖いですね。
昔は日本の北の方、東北地方とかは脳卒中の発症は多かったんですよ。
今は家や暖房器具が良くなりましたから改善されてはいます。
しかし室内と外の気温差が大きくなると、やはり危険がありますよ。
寒い日中の気温差により血圧が著しく変動して血管に負担がかかり脳卒中になると考えられています。
中風は脳卒中の後遺症
突然の顔や手足のしびれ、目が見えない、あるいは見えにくくなる症状。
突然のめまい、歩行障害。
突然の原因不明の激しい頭痛。
突然の言葉の障害あるいは混乱状態(舌がもつれる、言いたいことが言えない、相手の言葉が理解できないなど)。
このような症状が一つでも起こったら、脳卒中の発作が疑われますよ。
すぐに救急病院、または脳神経外科や神経内科のある病院を受診した方がいいですね。
脳卒中は、もし命が助かっても様々な障害が後遺症として残ることが多くあるんです。
主な症状として、運動障害、意識障害、感覚障害、言語障害などありこれらの症状が中風になりますね。
昔からのおまじない「かぼちゃ供養」の効果
昔からの風習もおまじないのひとつだと私は思います。
風習とは昔からその地に代々伝わる伝統や古い習わしです。
その地域での行事やその言い伝えを守っているため、そこに来て願いを想うと効果が期待できますよね。
「大根焚き」「かぼちゃ供養」の風習もおまじないで無病息災を願っているのでしょうね。
おまじないは自己暗示なんですが、ただの気休めや子供だましと思わないで効果を素直に期待するといいと思いますよ。
無病息災、中風予防を信じる気持ちが強ければ強いほど効果も大きくなるのではないでしょうか。
ただ、おまじないだけに依存しないで努力もすること必要ですよね。
脳卒中の原因は、生活習慣病とも言われていて運動不足も原因の一つなんです。
だから「かぼちゃ供養」に行くことが運動にもなりますから中風予防になりますね(笑)
また「かぼちゃ供養」と同じように昔から伝わっている風習もありますよね。
例えばゆず湯も寿命が長く病気にも強い柚子の木にならって、柚子風呂に入って無病息災を祈る風習になったと言われています。
実際ゆず湯は風邪予防にも効果が高いようですよ。
また冬至に「ん」のつく食品を食べると幸運が得られるという言い伝えがありますね。
冬至の七種は「ん」が2つつくもので「なんきん(かぼちゃ)」「にんじん」「れんこん」「ぎんなん」「きんかん」「かんてん」「うんどん(うどん)」があります。
これらを食べると病気にかからず、またうどんは運(うん)・鈍(どん)・根(こん)に通じるので出世するといわれています。
昔からの験担ぎのおまじないって良いですよね。それをしたらホントに無病息災になったり幸せになったり出来そうですからね。
京都のかぼちゃ供養を実施している場所
- 矢田寺
所 在 地 京都市中京区寺町通三条上ル 12月23日 かぼちゃ供養
大和国矢田山金剛寺の別院で回向されたかぼちゃが本堂前に供えられ、お参りの人々がそれをさすり、中風除けをはじめ諸病退散を祈願します。
参拝者にはかぼちゃ焚きの無料接待(先着1000名にて終了)あり。
- 安楽寺
所 在 地 京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町21 7月25日 かぼちゃ供養
鹿ヶ谷かぼちゃ供養では煮炊きされた鹿ヶ谷かぼちゃを食べ、中風にならないよう祈願します。
鹿ヶ谷かぼちゃ供養では安楽寺縁起絵・剃髪図・九相図などの寺宝が本堂で虫干しを兼ねて公開されます。
- 大北山大宝寺 不思議不動院
所 在 地 京都市北区衣笠赤阪町1-138 12月21日の冬至の日 かぼちゃ供養
冬至の日に行うかぼちゃ大師供養では、約500人分、200キロのかぼちゃが炊かれ、参拝者に振る舞われる。
このかぼちゃを食べると中風除けや、ぼけ封じにご利益があると言われている。
まとめ
かぼちゃはカロチンが多く含まれ、他にもビタミンC、ミネラルなどの成分が含まれているので中風予防になります。
寒い日中の気温差により血圧が著しく変動して血管に負担がかかり脳卒中になると考えられています。
脳卒中の後遺症が中風であり、運動障害、意識障害、感覚障害、言語障害などの症状です。
京都のかぼちゃ供養は矢田寺、安楽寺、大北山大宝寺 不思議不動院で開催されます。
「大根焚き」「かぼちゃ供養」の風習もおまじないで無病息災を願っています。
京都には昔からその地に代々伝わる伝統や古い習わしが沢山あります。
みんなが無病息災で中風にもならずに暮らしていける「おまじない」をかけに京都に来てみませんか。
きっと効果抜群だと思いますよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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